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Subekti, M.*; 工藤 和彦*; 鍋島 邦彦; 高松 邦吉
Atom Indonesia, 43(2), p.93 - 102, 2017/08
HTTR炉心の中心制御棒を引き抜く反応度添加抜試験を評価する際、1点炉近似の動特性モデルを用いた解析手法は、最も汎用的である。一方、制御棒が引き抜かれると同時に、将来の反応度および中性子束の変化予測値を速やかに出力するには、非常に速い処理速度を持つ別の解析手法を必要とする。そこで、Time Delayed Neural Network (TDNN)とJordan Recurrent Neural Network (JordanRNN)を組み合わせ、新たにTD-Jordan RNNというニューラルネットワーク・モデルを作成し、HTTRの試験データをオフラインで十分学習させた。その結果、反応度添加試験時の反応度および中性子束の変化予測値を速やかに出力することができた。
菅原 隆徳; Zolbadral, T.*; 西原 健司; 辻本 和文
Atom Indonesia, 38(2), p.71 - 77, 2012/08
高レベル放射性廃棄物に含まれるマイナーアクチノイド(MA)を核変換処理するため、加速器駆動核変換システム(ADS)が検討されている。ADSの核設計においては、MAと冷却材として用いられる鉛ビスマスの核データの精度が特に重要となる。本研究では、IAEAベンチマークとして提案されたADS体系を対象に複数の核データライブラリを用いて解析を行い、現在の核データライブラリの精度を検討した。解析の結果、例えばサイクル初期における実効増倍率について、JENDL-4.0とENDF/B-VII.1を用いた場合、約1.1%dkの差が生じる結果が得られた。これらの結果は、現在の核データライブラリはADSの核設計を行ううえでまだ不十分であることを示している。断面積測定による核データライブラリの拡充とともに、MAや鉛ビスマスを用いた積分実験が必要である。
中村 充孝; 中島 健次; 稲村 泰弘; 河村 聖子; 菊地 龍弥; 大友 季哉*; 新井 正敏
Atom Indonesia, 36(3), p.116 - 120, 2010/12
J-PARCの大強度中性子ビームとわれわれが開発した新しい実験手法を駆使することで、固体電解質材料の物性研究にブレークスルーを実現しうる段階に入ったと言ってよい。本報告では、J-PARCで実施した超イオン伝導材料の非弾性中性子散乱実験について紹介するとともに、本研究がもたらす固体電解質材料研究のさらなる発展への寄与と可能性について議論する。
佐久間 隆*; Mohapatra, S. R.*; 上原 寛之*; 酒井 竜太郎*; Xianglian*; 高橋 東之*; 井川 直樹; Basar, K.*
Atom Indonesia, 36(3), p.121 - 124, 2010/12
10K及び300Kの銅の中性子回折測定を行い、原子熱変位における相関効果より中性子散漫散乱を解析した。300KにおけるDebye-Waller温度因子から求めた銅の第1,第2及び第3最近接原子間の力定数は各々5.58, 3.63 and 2.37eV/ である。この金属における相関効果と原子間距離の関係は結晶結合状態に依存しないことが明らかとなった。